白山史学会会員のみなさま
立冬の候、会員の皆さまにおかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
『会報』第126号(メルマガ5号)を送らせていただきます。
なにかお気づきの点がございましたら、学会事務局(hakusanshigakukai@gmail.com)までいつでもご連絡ください。
*******目次*******
1.第61回大会・第53回総会のお知らせ
2.会務報告(今年度の活動状況)
3.田中文庫選書委員会からのお知らせ
4.白山史学会ホームページに関するお知らせ
5.会計報告
6.新刊紹介:岩下哲典著『山岡鉄舟・高橋泥舟』(ミネルヴァ書房、2023 年)
7.編集後記
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1.第61回大会・第53回総会のお知らせ
白山史学会第61回大会および第53回総会は、2025年6月末の土曜日の開催を予定しております。詳細につきましては、来春、メルマガ(会報)やホームページにてご案内さしあげます。どうぞ奮ってご参加ください。今後とも本会の活動にご支援を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
2.会務報告(今年度の活動状況)
◯第60回大会・第52回総会(2024年6月29日:ハイフレックス開催)
・研究報告
「『播磨国風土記』と「郡的世界」の実像―播磨国揖保郡を中心として―」
東洋大学大学院科目等履修生 小倉草氏
「オスマン帝国における「3 月 31 日事件」(1909 年)に関する一考察―連隊上がりの将校について―」
東洋大学人文科学総合研究所客員研究員 矢本彩氏
・公開講演
「スパルタ 神話と実像」 東洋大学文学部教授 長谷川岳男氏
「紫式部と実資・道長」 国際日本文化研究センター名誉教授 倉本 一宏氏
◯常任委員会定例会(対面)
7月22日[月](第1回常任委員会)
10月24日[木](第2回常任委員会)
◯常任委員会の構成
会長:鈴木道也
副会長:千葉正史
庶務局長:岸野達也(D1)
編集局長:林萌里(D2)
会計局長:船山日向子(M1)
企画局長:小森望夢(M1)
選書小委員会代表:水谷祐文(M1)
月例会担当部局代表:水谷祐文
庶務:水谷祐文、山内菜々子(学部2年:日本史)、大山恭平(学部2年:東洋史)、由木貴(学部2年:西洋史)
会計監査:後藤はる美、木下聡
3.田中文庫選書委員会からのお知らせ
選書委員会では、「田中文庫」として史学史・歴史学理論に関する書籍を日々収集しています。収集にあたっては、会員の皆さまからの御意見や収集希望書籍を受け付けております。専攻を問わず、史学史・歴史学理論などに関する書籍についてお心当たりがございましたら、下記の住所、または白山史学会事務局メールアドレス(hakusanshigakukai@gmail.com)までお知らせ下さいますようお願いいたします。
なお、蔵書リストなど詳細は白山史学会ホームページ「田中文庫」をご覧ください(http://hakusan-shigaku.org/library.html)。
住所:東京都文京区白山5-28-20
東洋大学文学部史学科共同研究室内白山史学会選書委員会
4.白山史学会ホームページに関するお知らせ
白山史学会ホームページでは、これまでに刊行された『白山史学』掲載論文の一覧や、今後の活動予定、過去のメルマガ(会報)等を掲載しています(http://hakusan-shigaku.org/index.html)。
お手すきのときにぜひご覧下さい。
5.会計報告
先日開催された第52 回総会において2024年度一般会計予算案が承認されましたので、会員の皆さまにご報告申し上げます。
◯2024年度白山史学会一般会計
収入の部
繰越金:¥6,684,225
学生会員費:¥834,000
一般会員費:¥224,000
雑誌売上費:¥2,000
広告費:¥20,000
銀行利息:¥50
収入合計:¥7,764,275
支出の部
『白山史学』印刷費:¥410,245
会報等印刷費:¥10,000
事務費:¥20,000
通信連絡費:¥30,000
銀行等振込手数料:¥3,000
月例会費:0
大会費:¥70,000
会議費:0
インターネット関連諸経費:¥7,000
『白山史学』バックナンバーPDF化経費:¥12,982
納税:¥10,000
支出合計:¥573,227
次年度繰越金:¥7191,048
◯2024年度白山史学会特別会計決算
収入の部
繰越金:¥595,694
銀行利息:¥6
雑収入:¥180
収入合計:¥595,880
支出の部
書籍代:¥10,000
文具代(ラベル代等):¥5,000
支出合計:¥15,000
次年度繰越金:¥580,880
6.新刊紹介
メルマガでは、会員が関係する新刊書籍を積極的に紹介していきたいと考えています。今回の対象書籍は、岩下哲典著『山岡鉄舟・高橋泥舟』(ミネルヴァ書房、2023 年)です。
なお、雑誌『白山史学』には会員書籍の書評も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。
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当書は、勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟の幕末三舟の内、鉄舟と泥舟を二舟として取り上げた評伝である。著者の岩下哲典教授は、当書執筆までに『高邁なる幕臣高橋泥舟』『江戸無血開城』『江戸無血開城の史料学』などの関連書籍を執筆しており、当書はこれらの延長線上に位置するといえよう。
内容は、鉄舟と泥舟の生涯に渡る解説は勿論、第6章にて禅・仏教、第7章にて書と武芸、第八章にて家族と弟子・知人たちと、二舟にとって重要な事項について幾つかの章を割り当てている。また、はしがきのii頁を読むと「鉄舟・泥舟を少なくとも海舟ぐらいにしたいと思っている」とあり、当書の目的が二舟の重要性を再評価してもらいたいということが理解できる。二舟の関係性として、15頁に「泥舟が表の時は鉄舟が裏方、鉄舟が表に出る時は泥舟が裏方、そうして義兄弟で激動を乗り切った。その結節点には、泥舟妹にして鉄舟妻英子がいた」とある。現在では江戸無血開城の際の活躍により、鉄舟が泥舟よりも前に出ている印象を受けるが、この一文は二舟の関係性を如実に表している。
泥舟の重要性については他にも、江戸無血開城の時期において、35頁にて「徳川家の当主慶喜の絶対的信頼のもとにこの難局に当たったのは泥舟である。もっといえば泥舟こそが、海舟や鉄舟の働く場を提供したのである。なにしろ慶喜の信頼するのは泥舟ただひとりだったからである。すなわち、慶喜の信頼の元、慶喜の中奥には泥舟が、江戸城の大奥には天璋院と和宮が、表には海舟がいた。そのような役割分担になったということであろう」とある。中奥(なかおく)とは、「江戸城殿舎の表の一部で、将軍の居住する区域」(『日本国語大辞典』)であり、表(おもて)とは「謁見その他の儀式を行う広間と、日常諸役人が詰めて執務する諸座敷などからなり、幕府の中央政庁としての機能をもっている」(『国史大辞典』)場である。江戸無血開城は、関連した人物各々が各々の立場から役割を分担して成し遂げた業績といえよう。
終章186頁では、読者にとって幕末三舟の中心となる人物は誰であろうか、といった文章で本文を終了させている。当書を読み、各々が各々毎に誰が中心であるか決めていただきたい。(和田勤 [本学会会員] )
7.編集後記
会報126 号をお送りします。本号では、会務報告や先日の総会で承認された2024年度予算に加え、新刊紹介も掲載いたしております。今後とも白山史学会の活動にご理解ご協力いただきますよう、よろしくお願いします。 (企画局:小森望夢)
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